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 Shrikes Next Life

   Todo acaba con la muerte...

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Shrike と ネコ ?

Shrike = Osamu Nosaka (野坂修)web-nyari04.jpg




ノラネコを主に撮り歩いているノラフォトグラファー
196×年 神奈川県生まれ、東京在住

子供のころはネコが苦手だった。
チミーという柴犬を飼っていて、自分は犬と話ができると信じていた。

犬とネコは仲が悪いと学校で習ってしまったから、
犬が好きな自分はネコが苦手と思い込んでしまった。
その後、犬好きが高じて狼も好きになった。

シベリアンハスキーのちょびちゃんが活躍していた時期には、
街にあふれるシベリアンをみて喜んでいた。
電車に乗ると、車窓から見える犬を数える遊びをしていた。

1999年冬、うたたね中に何かの声を聞いた。
鳴き声のような、言葉のような、「ネコがいいんじゃない?」という声。
簡単にネコにとりつかれた。

さっそくペット飼育可とうたっているマンションに引っ越そうと、
知人に相談し、不動産屋を紹介してもらった。

トントン拍子に部屋が決まった。
とある広大な墓地のとなりにある、古い大きなマンションの1階だった。
暗くて涼しくて何か見えざるものの気配がする素晴らしい物件だった。

引っ越後にもらったパンフレットには、「実質動物飼育不可」と書いてあった。

ただ、その場所には見えざるものとノラネコがわんさかいた。
ここで人生が変わった。

理由は言えないが、狭すぎるベランダには朝晩ネコが集まった。
外に置かれた洗濯機の上では、たいてい誰かが眠っていたし、
朝早くには、セミのように網戸にぶら下がって騒がれた。
寒い日は部屋のストーブにあたり、ベットの下で丸くなった。
早朝に台所で流産されたりもした。

ほどなく管理人に目をつけられ、ネコは蹴散らされた。

マンションの隣にある大きな墓地でノラと親睦を深めていた頃、
写真と出会った。
作品はどれも微妙だったが、ノラネコだけはうまく撮れた。
きっと、墓地にいるネコを撮っていたからだろう。

お墓でネコをいじめる人はあまりいない。
というか、普通の人は、お盆か命日にしかお墓に来ない。
だからネコがのんびりしている。
自分ものんびり寝転がって、のびのび写真を撮れた。

「大丈夫ですか、具合が悪いのですか?」と声を掛けられたのは2回。
ファインダーから目を離したくなかったし、ネコが驚くと嫌なので、
「写真を撮っています」と背中で応えた。

2004年、写真の幅を広げるため、猫写真家の板東寛司先生の
「猫のための写真教室」に通い始めた。

写真教室は課題に対する作品の講評が主だった。
みんな、人が撮ってきた写真を見ながらネコ話で盛り上がった。
いろいろな場所のいろいろな光のいろいろな表情のネコ写真を見、
シチュエーション、撮影方法、工夫したポイント、先生のアドバイス、
撮影者の個性、うまくいかなかった時の疑問、今後の課題、、、
2年間ネコ写真漬けになった。

Last updated 2009-10-20 AM0:45 ちょこっと推敲した。続きはまた・・・

現在、それがきっかけで知り合ったHaruneと4匹の猫と生活中。
イエネコがいる幸せな生活の中でも、ノラへの愛情は変わらない。
彼らは来世の家族だから。